続・ゆき日記
 「旧ゆき日記」の2003年3月から、1日も欠かさず皆勤中! 
 これからも毎日書くようにがんばります! サイト「雪乃町公園」もよろしく

12月 12日(木) F.A.ベルワルドの交響曲第4番
5月 20日(月) L.ジョーンズ指揮 ロンドンリトルオーケストラ
4月 09日(火) デレク・ソロモンズ指揮のハイドン
3月 10日(日) ダメなカメラワーク
1月 10日(水) ハイドンの弦楽四重奏曲作品76の5
12月 23日(土) ヘンデルのオラトリオ「メサイア」
12月 22日(金) ハイドンの歌劇「騎士オルランド」は楽しかったのに
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2024年12月12日(木)
      F.A.ベルワルドの交響曲第4番
 :晴れ
 少し前にNHKで、フランツ・アドルフ・ベルワルドと言うスェーデンの作曲家の交響曲第4番が放送されていました。 
 この作曲家については、ゆきは何も知りませんでしたが、調べると、ベルワルドは1796〜1868年の作曲家ですので、シューベルトとほぼ同年代、メンデルスゾーンより少し歳上になり、時代的には前期ロマン派になります。 
 洗い物をしながら「背中」で聴いていたので、はっきり聴いていた訳ではありませんが、その頃の特徴の聴き易い音楽でした。 
 
 もうちょっとちゃんと聴いてみたいと思ったので、CDを探してみたのですが、どこも品入れの様です。この放送でみんな買いに走ったのでしょうか? 
 
 ベルワルドは生前は作曲家として余り評価されず、作曲では生計が成り立たず、寧ろ実業家として成功した様で、4曲ある交響曲も第1番以外は、生前には演奏されなかった様です。 
 現在ではスェーデンのロマン派の基礎を築いた作曲家として、再評価されている様です。
  
 

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2024年5月20日(月)
      L.ジョーンズ指揮 ロンドンリトルオーケストラ
 :雨
 レスリー・ジョーンズと言う、1905〜1982の英国の指揮者がいました。たぶんかなりクラシック音楽に詳しい人でも、余り知っている人はいない程の無名の指揮者で、弁護士との掛け持ちで活動していた人です。 
 でもこの指揮者が1960年代〜70年代に掛けて録音したハイドンの交響曲の演奏は、最高です! 
 
 その頃のハイドンの演奏は、まだ20世紀前半に蔓延っていた「ロマン派至上主義」が残っていて、18世紀の音楽を「いかに『皆が好む』19世紀的に聴かせるか」という解釈が主流でした。 
 これは和食を洋食好みの人に洋食の味付けと作り方で作って食べさせる・・みたいな物で、最低最悪の解釈です。 
 そんな間違った演奏の18世紀後半の音楽は、軽快、爽やか、切れ味などが完全に失われ、泥まみれ脂まみれの、聴くに堪えない物になってしまいます。当然「つまらない作品」だと思われてしまってました。 
 
 そんな中にあってL.ジョーンズは、「ハイドンや18世紀後半の音楽は、もっと小さく小回りの利くオーケストラで、音の一つ一つを際立たせた、軽快で颯爽とした切れ味のいい演奏をすべきだ」と考え、自身で「ロンドンリトルオーケストラ(リトル・オーケストラ・オブ・ロンドン)」を設立して、当時はまだ少数派だった室内管弦楽団による、ハイドンの交響曲を次々と録音していきました。 
 たぶん全曲録音を目指していたのだと思いますが、それは半ばで達成できませんでしたが、それでも全107曲の交響曲(番号付き104曲と競争交響曲と後に認定された番号なし2曲)の内の半数弱を録音して、主に英国のパイ・レコードと言う会社からLPで発売され、その大半は米国の廉価盤レーベルのノンサッチ・レコードから再発売されました。 
 
 M.ゴーベルマンや、D.ソロモンズ、T.ピノック、C.ホグウッド等と同じ「全集挫折組」のメンバーになる訳ですが、ジョーンズ盤の強みは、ハイドンの交響曲の中でも最も重要である「ロンドンセット(第93番〜104番)」と「パリセット(82番〜87番)」が揃っている事です。 
 そしてその演奏の特徴は、全曲に亘ってチェンバロによる通奏低音が加わっている事で、最近でこそ、ハイドンの初期の頃のエステルハーザのオーケストラにはチェンバロが無かった・・と言われてますが、1980年代から約30年間程は、通奏低音を伴うのがハイドン演奏のスタンダードで、L.ジョーンズはそれを20年程早く取り入れていた訳です。 
 
 そのジョーンズの演奏のハイドンのレコードは、ゆきは殆ど持っていますが、ハイドン以外にも興味深い物があるので、どうしても聴きたいと思っていました。 
 
 先日検索してみると、英国のアマゾンで、ハイドンと、ドヴォルザークとチャイコフスキーの曲の、2枚のLPが販売されていて、日本への発送も可となっていましたので、注文してみました。 
 お値段は2枚と送料で5500円位です。まあ海外からの送料を考えれば、妥当なお値段だと思います。 
 
 注文したのは週末でしたが、週明けにすぐに出荷されました。届くのは今月末〜来月半ばまでの間だそうです。 
 本当に届くのかなー? 楽しみだけどちょっと不安・・
  
 

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2024年4月9日(火)
      デレク・ソロモンズ指揮のハイドン
 :雨
 HMVに注文していた、デレク・ソロモンズ指揮レストロ・アルモニコ演奏のハイドンの交響曲集が一昨日届いて、順番に聴いてます。 
 
 これ、実は大半を既にLPで持っているのですが、今回CDで出直しにあたって、少しだけ未発売曲が含まれているので、買いました。 
 
 録音は1980年代中盤で、当時としてはかなり斬新な演奏で、シャープで切れのいい響きは、当時一世を風靡していた古楽器演奏の、「びぃーんびぃーん」という、音を途中で膨らませる弾き方とは、一線を画していて、現代のハイドン演奏が殆どこのソロモンズの演奏の延長線上にある事を考えると、ソロモンズの解釈は先見の明に満ちていたというべきです。 
 
 惜しむらくは全集のほぼ半分程で、録音が止まってしまい、しかも「パリセット」や「ロンドンセット」の傑作集が録音されていないのが、残念です。 
 
 写真は既に持っているLPの一部と、今回のCDです。
  
 

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2024年3月10日(日)
      ダメなカメラワーク
 :曇り
 NHKのEテレで、NHK交響楽団によるハイドンの交響曲第100番「軍隊」の演奏が放送されていました。 
 ハイドンが何より大好きなゆきは、当然じーっと注視していたのですが、何かストレスを感じる放送でした。 
 
 別にルイージの指揮が悪い訳ではないんです。まあ特に良いと言う程でもない平凡な「軍隊」でしたけど。 
 
 悪いのはカメラワークなんです。 
 
 肝心の楽器を映さないんです。聴かせ所の木管アンサンブルを演奏している木管楽器を映さずに、指揮者を漫然と映していたり、コントラバスが力強く動き回っているのに、オーケストラをロングで引いて映したり。 
 要するにカメラを切り替えている担当者が、曲を全く知っていないんです。 
 
 これは野球中継で言うなら、ランナー1塁2塁でバッターが右中間を抜く長打を打った時、いつまでも外野を転々とするボールと外野手を映し続けていて、塁を駆けるランナーや腕をぐるぐる回す3塁コーチを全然映さない様なものです。 
 
 極めつけは、第二楽章の終わり近くにあるトランペットのソロの場面でした。ここでは全楽器が黙って、トランペットが一人でソロを吹くのですが、この時映していたのは、呆れた事に指揮者でした。 
 そこはトランペット奏者でしょう! 
 
 そしてソロが始まって1小節程してから「え?ここってトランペットのソロだったの?」と言わんばかりに、慌ててトランペットにカメラを切り替えるお粗末さ・・ 
 
 カメラの切り替えを担当していたディレクターさん・・ やる気が無いなら辞めたら?
  
 

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2024年1月10日(水)
      ハイドンの弦楽四重奏曲作品76の5
 :曇り
ゆきの大好きなハイドンの作品の中に、作品76と言う番号で呼ばれている、6曲セットになった弦楽四重奏曲集があります。『皇帝』『日の出』『五度』等、弦楽四重奏曲の名曲中の名曲ばかりの曲集なのですが、その中の第5番は、第2楽章があまりにも美しいので、その速度表示Largo(非常にゆっくり)にちなんで『ラルゴ』と呼ばれてます。 
 
何十年振りに郷里に帰って来たような懐かしさ、或いは遥か先に見える憧れ…そんなイメージの、限り無く穏やかで美しい第2楽章は、ゆきはもし死んだ時は、葬儀の際にはこれを流して欲しいと思っています。(間違ってもモーやブラなんか掛けないで下さい) 
 
今入院中で数枚のCDを持って来てますが、その中にも入ってます。 
 
もう本当に美しい曲なんですよ。 
  
 

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2023年12月23日(土)
      ヘンデルのオラトリオ「メサイア」
 :晴れ
 クリスマスシーズンになりましたので、ヘンデルのオラトリオ「メサイア」を掛けました。 
 
 メサイアは、昔は大オーケストラ編曲版で、情緒も表情もお構いなしに「ぐわーーーっ」っと鳴らしまくった演奏が多かった様ですが、最近はそういうのはさすがに影を潜めた様です。 
 
 お薦めはレッパード指揮の演奏です。
  
 

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2023年12月22日(金)
      ハイドンの歌劇「騎士オルランド」は楽しかったのに
 :晴れ
 以前にも書きましたが、ハイドンの歌劇「騎士オルランド」のDVDが楽しくて、ずーっと観てます。キッチンでも見れる様にしましたので、テレビに詰まらない番組しか無い時は、「騎士オルランド」です。 
 
 で、ちょっとオペラづいてますので、このオルランドの物語の一部らしいヴィヴァルディの「オルランド・フリオーソ」のレコードを引っ張りだして、久々に聴いてみました。 
 
 う〜ん・・・あんまり楽しくないです・・ やっぱりバロック期のオペラと古典派以降のオペラは、感覚が全然違いますねぇ・・
  
 

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