|
漂流する映画館”Cinema de Nomad”『5windows』
映画は夜景である、との名言通り、まだネオン輝く街の中にプロジェクションされた光の明滅。鑑賞するひとも立ち止まるひとも通りすぎるひとも、みな夜景となる。といういかにもありそうなベタな設定と、丁寧にセッティングされた環境、黄色いチラシを持って歩くひととすれ違う経験、必ず口ずさんでしまうメロディ、鑑賞者がいない間にもループし続けているであろう映画、夜の帳が降りる前には息を潜めているであろうスクリーン、それらとは一切関係ない街の音と匂い。
青いサンダルの女の子が亡霊なのか幻なのか見えない媒介の象徴なのか、よくわからないまま。 繰り返される14:50の意味もよくわからないまま。 |
..2013/10/28(月) 02:35 No.3485 |
|
|