| ”一方で、アーキヴィストが直面することになる実際のアーカイヴは、ある意味で、不揃いで膨大な廃棄物の山と言うべき存在であり、虚構性に満ちた分類の問題に常に悩まされることになる。私たちはボルヘスの「ジョン・ウィルキンズの分析言語」における、あのエキセントリックな分類を一笑に付すことはできない。なぜならボルヘスが言うように、私たちは世界について完全に知り得ない以上、どんな分類も必ず恣意的で矛盾と破綻を抱え込むものだからである。
それでもなお、アーカイヴの虚構性と恣意性を了解し引き受けた上で、アーカイヴを絶え間なく再編集/モンタージュしていくという志向、そのために一定のインタレストとモチベーションを維持することのできる精神を、「アーカイヴ的思考」と呼びうるのではないだろうか。”
http://bit.ly/11fOBQJ |
..2013/05/08(水) 02:50 No.3368 |
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