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Dow Jones Industrial Average 16,294.61 +73.47 +0.45% NASDAQ Composite Index 4,148.90 +44.16 +1.08% S&P 500 Index 1,827.99 +9.67 +0.53% Russell 2000 Index 1,157.22 +10.75 +0.94% PHLX Semiconductor Index 526.65 +4.56 +0.87% Gold - Electronic (COMEX)... 1,197.50 -6.20 -0.52%
23日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸した。終値は前週末比73ドル47セント(0.5%)高の1万6294ドル61セントと、4営業日連続で過去最高値を更新した。朝方発表の11月の米個人消費支出が前月比で増加。足元で経済指標の改善が目立っており、米景気の勢いが増しているとの見方から買いが続いた。
11月の米個人消費支出と個人所得がともに前月から増加した。個人消費支出は過去分が上方修正され、米景気の回復基調が強まっているとの見方が広がった。投資家の景況感が改善し、運用リスクを取る動きにつながった。
米連邦準備理事会(FRB)が前週決めた量的金融緩和の当初の縮小規模が小さいとの受け止めが多い。株式市場への資金流入が当面続くとの見方も相場を支えた。
機関投資家の多くが運用指標とするS&P500種株価指数は続伸。前週末比9.67ポイント(0.5%)高の1827.99と、2営業日連続で過去最高値を更新して終えた。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数も続伸した。前週末比44.162ポイント(1.1%)高の4148.903と、2000年9月1日以来、ほぼ13年4カ月ぶりの高値で終了。アップルが中国の携帯電話最大手である中国移動通信集団(チャイナモバイル)と提携し、スマートフォン(スマホ)「iPhone(アイフォーン)」を来年1月に中国で発売すると正式に発表した。収益拡大期待から時価総額の大きいアップル株が大幅に上昇し、指数を押し上げた。
業種別S&P500種株価指数(全10業種)は「IT(情報技術)」や「電気通信サービス」、「金融」など8業種が上昇。「公益事業」と「生活必需品」は下落した。売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約6億1000万株(速報値)、ナスダック市場は約17億3000万株(同)だった。
個別銘柄ではネットワーク機器のシスコシステムズや、IBMが上昇。、医療保険のユナイテッドヘルス・グループ、映画・娯楽のウォルト・ディズニー、建設機械のキャタピラーも上げた。
一方、ディスカウントストアのターゲットが下げた。顧客のカード情報の大量流出を受けて前週末の販売が落ち込んだと伝わったのがきっかけ。日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)やマイクロソフトが小幅に下げた。
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