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Dow Jones Industrial Average 16,086.41 -10.92 -0.07% NASDAQ Composite Index 4,059.89 +15.14 +0.37% S&P 500 Index 1,805.81 -1.42 -0.08% Russell 2000 Index 1,142.89 +1.56 +0.14% PHLX Semiconductor Index 510.25 +0.24 +0.05% Gold - Electronic (COMEX)... 1,251.40 +13.50 +1.09%
祝日明けとなる11月29日の米株式市場でダウ工業株30種平均は6営業日ぶりに反落した。終値は前営業日比10ドル92セント(0.1%)安の1万6086ドル41セントだった。小売業にとって稼ぎ時である年末商戦への期待から上昇して始まったが、取引終了にかけて利益を確定する目的の売りが優勢になった。 週間ベースでみるとダウ平均は8週連続で上昇。2011年1月までの8週連続以来、約2年10カ月ぶりの長期間の上げになる。 29日は感謝祭明けで例年、年末商戦が本格化する「ブラックフライデー」だった。小売り大手が順調な出足となったことを公表するなど販売動向に対する期待感が高まった。超低金利政策の長期化への思惑も根強く、ダウ平均は朝方に強含む場面もあった。 ただ、株式市場は感謝祭の翌日のため短縮取引だった。休暇をとる市場参加者が多いうえ、注目度の高い経済指標の公表もなかった。積極的な取引を手控える投資家が目立ち、相場の方向感は乏しかった。利益確定売りが優勢になるとダウ平均は下げて終えた。
ナスダック総合株価指数は6日続伸した。前営業日比15.14ポイント(0.4%)高の4059.89で終え、2000年9月7日以来の高値を付けた。時価総額の大きいアップルや交流サイト(SNS)最大手のフェイスブックが上昇した。
業種別S&P500種株価指数は全10業種のうち8業種が下落した。「電気通信サービス」や「金融」などが下げた。一方、「IT(情報技術)」と「一般消費財・サービス」が上げた。 穀物メジャーのアーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)が安い。オーストラリア(豪)当局がADMによる豪企業の買収を承認しないと発表したことを嫌気した。ゼネラル・エレクトリック(GE)や機械・航空機関連のユナイテッド・テクノロジーズが下落。通信のベライゾン・コミュニケーションズやAT&Tもそれぞれ下げた。 一方、朝方に年末商戦の出足が好調だったと公表した小売世界最大手ウォルマート・ストアーズは小幅高。家電量販店のベスト・バイや電子商取引・決済のイーベイも上げるなど消費関連株に上昇が目立った。マイクロソフトや金融のゴールドマン・サックスも高い。
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