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  ガンホー (3765)  銘柄わっち2015/01/21(水) 01:17 
リプロセル(4978)  銘柄わっち2015/01/21(水) 10:25 






[ 返信 引用 一覧 ]
ガンホー (3765)
   投稿者: 銘柄わっち    
2015/01/21(水) 01:17
No. 70743
 
  20日付の日本経済新聞朝刊が「2014年12月期の連結業績は本業のもうけを示す営業利益が前の期比3%増の940億円前後となり、3期連続で最高益を達成したようだ」と報じた。主力のスマートフォン(スマホ)向けゲーム「パズル&ドラゴンズ」(パズドラ)の利用者から受け取る課金収入が底堅く伸びたという。6日続落となった前日は401円を付け、昨年来安値を更新。きょうは報道をきっかけに自律反発を狙った買いが入っている。

 もっとも、前期の営業利益のアナリスト予想平均のQUICKコンセンサス(16日時点、10社)は944億円。15年12月期の収益は減速感が強まるとの見方が多いだけに「上値を追う材料としては力不足」(岩井コスモ証券の川崎朝映アナリスト)との声がある。買い一巡後は前日比1円高まで伸び悩む場面があった。(NQN)

 
リプロセル(4978)  返信 引用
  投稿者: 銘柄わっち    ..2015/01/21(水) 10:25  No.70744
   年前半は、iPS細胞への連想で買われた面もあったことから、直接関係はないものの一連のSTAP細胞の騒動で株価はジリ安基調となった。しかし、5月下旬に同社が米・英のバイオベンチャー2社の買収を発表したことで、株価はストップ高となりひとまず底入れした。

 その後も理化学研究所などによるiPS細胞を使った世界初の網膜細胞移植手術成功(9月)や、3次元環境下での細胞培養をめぐるスリー・ディー・マトリックスとの包括研究開始(11月)などの発表を受けて、株価は700円台を固める動きが続いている。

 今2015年3月期も営業利益ベースで3億円程度の赤字が予想される同社だが、活発な研究開発投資が続く中で、今後の業績の方向性をどう読めばよいのか。

■「研究費を抑えればすぐにでも黒字化」

 リプロセルは、ES(初期の受精卵から作る多能性幹細胞)など幹細胞研究で世界的にも著名な、中辻憲夫・京都大学教授と中内啓光・東京大学教授が共同で2003年に設立したバイオベンチャー。ESやiPS(皮膚や血液などの細胞から作る人工多能性幹細胞)の研究用の培養試薬や、ヒトiPS由来の細胞の研究など、iPSの学術研究に欠かせない存在だ。

 同社では設立以来赤字が続いているが、手掛けているのが先端的な研究分野でもあり、年間の研究開発費として1億円程度は必要だ。「研究開発費を抑えれば、すぐにも黒字化は可能」と横山周史社長は説明する。最先端科学の分野を扱うバイオベンチャーに共通の悩みだ。

 もっとも2013年6月にジャスダック市場に上場して以降の動きは活発だ。海外では米国のバイオバンク企業、英国の3次元細胞培養企業を立て続けに買収。国内でも3次元培養研究用コラーゲンの高研と業務提携。新生銀行と組んだベンチャーキャピタルも始動した。海外での販路や、技術情報の獲得が目的だ。

 研究開発についても強力に推進している。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)や科学技術振興機構による支援事業に相次いで採択され助成金を獲得。昨年12月には、神奈川県・横浜市・川崎市が共同で推進している京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区の横浜市特区リーディング事業助成にも採択された。その内容としては、2014年11月〜15年3月10日の期間に3300万円(総費用の3分の1)の助成を受け、一定の成果が求められる。テーマは「高品質かつ低コストでヒトiPS細胞由来の心筋細胞を大量に製造するための培養システムの開発」であり、東京女子医科大学との共同研究となる。

■中期では再生医療にも参入、16年度黒字化狙う

 東京女子医科大学との共同研究で重要なのは、大量製造システムを開発することだ。これまでのリプロセルの顧客は大学などの研究機関であり、量的にも質的にも手作業で十分対応できた。しかし、これから同社が狙うのは創薬分野であり、シャーレで一つひとつ細胞塊を作っているのでは間に合わない。

 しかもシャーレで作れる細胞は2次元にすぎないが、最先端の研究で求められているのは3次元の立体的な細胞のかたまりだ。立体的な細胞塊ができれば、これまで動物の生体で行っていた実験を試験管で行えるようになる。生体では実験ごとに条件が異なるために前提をそろえるのが難しいが、細胞塊であれば均質な材料での実験が可能になる。再生医療でも創薬と同様、安全性と有効性の確認は欠かせない。そのために動物実験をなくすことはできないものの、実験数を大幅に減らすことは可能になるという。

 手作りだった細胞塊を自動化することによって、2週間で1000枚単位で作れるようになる。しかもpHや酸素などを自動調整でき、研究者の負担を軽減できる。まずは心筋細胞から着手し、うまくいけば神経細胞や肝臓細胞にも応用していく。

 同時に細胞の質の向上も進める。成熟化と均質化がその主眼だ。2週間程度の培養では若い細胞しか得られないが、成長因子を追加する、制限因子を外すなどの手法を使って短期間で成熟させ、成人の患者の細胞に近いものを作り出せるようにしていく。また、同時に増幅機能も強化し、当面の100ミリリットル規模から、1000ミリリットル規模にまでバージョンアップしていくという。

 ただし、リプロセルが中期計画の中で掲げている最終目標は再生医療への参入だ。こうした創薬ツールへの参入は第2ステップにすぎない。「2〜3年のうちに臨床を目指せるよう、製造設備を含めて準備を進めたい」と横山社長は力を込める。設立以来続いている赤字についても、2017年3月期の黒字化が目標だ。こうした目標に向けて、リプロセルが今後どのようなM&Aや提携、共同研究などを新たに繰り出してくるのか、まだ目が離せない。

(百万円)売上高 営業利益 経常利益 純利益1株益¥ 1株配¥
連本2014.03  460 -93 -132 -133 -3.1 0 
連本2015.03予 700 -300 -190 -190 -3.7 0 
連本2016.03予 1,800 -120 -10 -10 -0.2 0 
連中2014.09  189 -192 -127 -129 -2.7 0 
連中2015.09予 500 -100 -50 -50 -1.0 0 
(東洋経済新報社)






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