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Dow Jones Industrial Average 16,380.41 +263.17 +1.63% NASDAQ Composite Index 4,258.44 +41.05 +0.97% S&P 500 Index 1,886.76 +24.00 +1.29% Russell 2000 Index 1,082.33 -3.79 -0.35% PHLX Semiconductor Index 575.33 +4.60 +0.81% Gold - Electronic (COMEX)... 1,238.50 -2.70 -0.22%
17日の米株式市場でダウ工業株30種平均は7営業日ぶりに大幅反発し、前日比263ドル17セント(1.6%)高の1万6380ドル41セントで終えた。欧州株の大幅反発に加え、米経済指標や企業業績の改善を好感した買いが膨らんだ。ダウ平均は4週連続で下落し、週間の下げ幅は163ドルだった。
欧州中央銀行(ECB)による追加緩和期待などから、欧州各国の株式相場が大幅上昇。米市場でも投資家心理が好転した。
9月の米住宅着工件数が市場予想以上に増加。10月の米消費者態度指数(速報値)も市場予想を上回った。前日発表の指標にも改善が目立っていたため、米景気の先行き不透明感が和らいだ。ゼネラル・エレクトリック(GE)や金融大手モルガン・スタンレーなどの7〜9月期の業績が市場予想以上に改善したことも、買い安心感につながった。
前日まで下落基調を強めていただけに自律的な反発を期待した買いも入りやすかった。ダウの前日までの6営業日の下げ幅は合計で876ドル。この日の反発で約3割を取り戻したかたちとなった。
イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が朝方に講演し、米国内での富と所得の分配における格差が広がっていると指摘した。ただ景気や金融政策に言及しなかったため、相場の反応は限られた。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、同41.048ポイント(1.0%)高の4258.438で終えた。
業種別S&P500種株価指数は「資本財・サービス」や「ヘルスケア」を筆頭に全10業種が上昇した。
GEやモルガン・スタンレーが上昇。決算が増収増益だった機械のハネウェル・インターナショナルも大幅高だった。ダウ平均は30銘柄全てが上昇した。決算と合わせて人員削減を発表した半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)も上げた。
前日夕発表の決算が減収だったインターネット検索のグーグルが下落。決算が減益だった半導体のサンディスクも下げた。慎重な業績見通しを示した衣料のアーバン・アウトフィッターズも大幅安で終えた。
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