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Dow Jones Industrial Average 17,071.22 -41.93 -0.25% NASDAQ Composite Index 4,505.85 -6.34 -0.14% S&P 500 Index 1,977.80 -5.05 -0.26% Russell 2000 Index 1,117.91 -1.42 -0.13% Gold - Electronic (COMEX)... 1,215.80 -3.00 -0.25%
29日の米株式相場は反落した。ダウ工業株30種平均は前週末比41ドル93セント(0.2%)安の1万7071ドル22セントで終えた。香港で反中団体による民主化を求める抗議活動が幹線道路の占拠まで激化し、同日の香港株が下落。欧州株式相場も総じて下落し、米市場でも投資家が運用リスクを避ける動きが優勢となった。
香港での大規模なデモを受けて、世界各地での地政学リスクの高まりが改めて嫌気された。景気の減速懸念が根強い欧州株も軟調に推移し、米株式にも売りが優勢となった。ダウ平均の下げ幅は一時178ドルに達した。
ただ、相場は午後にかけて下げ渋った。米景気の回復期待を背景に、市場では米株相場が欧州などに比べて底堅く推移するとの見方が強い。投資家がリスク回避姿勢を強める場面では米国外から米市場への資金流入が増えるとの見方が相場を支えたとの指摘があった。
ナスダック総合株価指数は同6.342ポイント(0.1%)安の4505.852で終えた。
業種別S&P500種株価指数では全10種のうち「公益事業」を除く9種が下落。「一般消費財・サービス」や「素材」の値下がりが大きかった。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約6億5000万株(速報値)、ナスダック市場(同)は約16億7000万株だった。
年末商戦向けに8万6000人を臨時雇用すると発表した百貨店のメーシーズは下落。石油のエクソンモービルも安い。ロシアと進めていた資源開発事業の中断などが収益を圧迫するとの警戒感が強まった。慎重な収益見通しを示したと伝わった自動車のフォード・モーターが急落。
一方、ソフトバンクが買収を提案していると伝わったアニメ制作の「ドリーム・ワークス・アニメーション」が急騰。資源のエンカナが買収を発表した同業のアスロン・エナジーも大幅高。第一三共が買収を発表した米バイオベンチャーのアンビットバイオサイエンシスも急騰。新型カメラを発表した装着型小型カメラのゴープロが急伸した。
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