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Dow Jones Industrial Average 16,945.80 -264.26 -1.54% NASDAQ Composite Index 4,466.75 -88.47 -1.94% S&P 500 Index 1,965.99 -32.31 -1.62% Russell 2000 Index 1,110.24 -18.07 -1.60% Gold - Electronic (COMEX)... 1,215.90 -3.60 -0.30%
25日の米株式相場は大幅に反落した。ダウ工業株30種平均は前日比264ドル26セント(1.5%)安の1万6945ドル80セントと安値引けになった。8月19日以来、約1カ月ぶりの安値で終えた。下げ幅は7月31日(317ドル)以来の大きさ。世界景気の減速や地政学リスクなど先行き不透明感を背景に、運用リスクを回避する姿勢が強まった。
四半期末の9月末を控え、目先の利益を確定する目的の売りが出やすかった。時価総額が大きいアップルが新製品の不具合などを背景に大幅に下落。投資家心理を冷やし、相場全体の売りにつながった面もあった。
ウクライナ情勢を巡りロシアが欧米の資産凍結などの対抗措置を強化すると伝わり売りを誘ったとの指摘があった。
朝方発表の8月の米耐久財受注額が大幅に減少した。ただ、景気見通しの変更を迫るほどの内容ではないとの見方が多く、相場の反応は限られた。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数も大幅反落し、前日比88.473ポイント(1.9%)安の4466.748と8月15日以来、約1カ月ぶりの安値で引けた。
業種別S&P500種株価指数は「IT(情報技術)」や「金融」など全10業種が下落した。売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約7億4000万株(速報値)、ナスダック市場は約18億9000万株(同)だった。
米ヤフーが下落。中国電子商取引最大手のアリババ集団の保有株を今後1年売却しないと公表し、当面は含み益が実現しないことが嫌気された。アリババ株も下げた。JPモルガン・チェースやマイクロソフトなど、ダウ平均の構成銘柄はすべて下落した。四半期決算で赤字幅が拡大した出版のスカラスティックも安く終えた。
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