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Dow Jones Industrial Average 17,265.99 +109.14 +0.64% NASDAQ Composite Index 4,593.43 +31.24 +0.69% S&P 500 Index 2,011.36 +9.79 +0.49% Russell 2000 Index 1,159.27 +5.38 +0.47% Gold - Electronic (COMEX)... 1,226.20 -0.70 -0.06%
18日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸した。前日比109ドル14セント(0.6%)高の1万7265ドル99セントで終え、連日で過去最高値を更新した。米連邦準備理事会(FRB)が早期に利上げへ踏み切るとの懸念が後退。金融株を中心に幅広い銘柄に買いが入った。 17日発表の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明やイエレン議長の記者会見を受け、市場では当局が事実上のゼロ金利政策の解除を急いでいないとの見方が浮上。18日もその流れが続いた。長期金利が上昇基調にあり、業績面で恩恵を受けやすいとされる金融株に上げる銘柄が目立った。 朝方発表の週間の新規失業保険申請件数が市場予想よりも大きく減少した。一方、8月の住宅着工件数は大幅に減少。同日発表の経済指標には強弱感が交錯し、相場の反応は乏しかった。 英国からの独立を問う英北部スコットランドの住民投票が18日に実施された。市場の関心は高かったが、米株式相場への直接の影響は限られた。 機関投資家の多くが運用指標とするS&P500種株価指数は3日続伸。前日比9.79ポイント(0.5%)高の2011.36で終え、約2週間ぶりに過去最高値を更新した。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も3日続伸し、31.236ポイント(0.7%)高の4593.425で終えた。 業種別S&P500種株価指数(全10業種)は8業種が上昇し、「金融」や「ヘルスケア」の値上がりが目立った。「公益事業」と「エネルギー」が下げた。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約6億8000万株(速報値)、ナスダック市場は約17億3000万株(同)だった。 経営トップが自動運転機能を搭載した自動車が近い将来に登場すると示唆した、電気自動車(EV)のテスラ・モーターズが上昇。アップルが19日発売する「iPhone(アイフォーン)6」などの恩恵を受けるとの見方から、半導体のサンディスクも上げた。増益決算を発表したコナグラ・フーズは反発。金融大手のゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースも上げた。 一方、業績予想を下方修正したドラッグストアのライトエイドが急落。シェブロンやエクソンモービルなど石油株に下げる銘柄が目立った。
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