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Dow Jones Industrial Average 16,170.22 -266.96 -1.62% NASDAQ Composite Index 4,054.11 -129.79 -3.10% S&P 500 Index 1,833.08 -39.10 -2.09% Russell 2000 Index 1,127.66 -32.30 -2.79% PHLX Semiconductor Index 569.15 -18.57 -3.16% Gold - Electronic (COMEX)... 1,317.90 -2.60 -0.20%
10日の米株式相場は3営業日ぶりに大幅反落し、ダウ工業株30種平均前日比266ドル96セント(1.6%)安の1万6170ドル22セントで取引を終えた。3月14日以来約1カ月ぶりの安値水準。下げ幅は2月3日以来の大きさ。IT(情報技術)株の一角であるインターネットや、バイオ医薬品関連株への売りが再び強まり、投資家心理を冷やした。米主要企業の四半期決算への警戒感も続いた。
一部の小売企業の四半期決算が減収減益になるなど、足元でやや低調な決算発表が続いた。米企業の収益回復ペースが鈍っているとの見方が浮上し、投資家が運用リスクを避ける姿勢を強めた。
朝方発表の週間の米新規失業保険申請件数は大幅に減ったが、相場の反応は限られた。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は129.794ポイント(3.1%)安の4054.106と、2月5日以来約2カ月ぶりの安値で取引を終えた。下落率は2011年11月9日以来約2年5カ月ぶりの大きさとなった。
業種別S&P500種株価指数は、「ヘルスケア」や「IT(情報技術)」、「一般消費財・サービス」と全10業種が下落した。売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約8億株(速報値)、ナスダック市場は約23億7000万株(同)だった。
米銀大手のJPモルガン・チェース、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスなどが下落。IBMも小幅に下げた。ソフトウエア企業の買収を発表して買いが先行したが、相場全体の下落につれた。電子商取引・決済大手のイーベイも安い。米著名投資家のカール・アイカーン氏が傘下のペイパル分離の要求を取り下げたが、材料出尽くし感などから売られた。朝方発表の四半期決算が減収減益だったディスカウントストアのファミリー・ダラーストアーズも下げた
一方、外食のマクドナルドが上昇した。
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