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Dow Jones Industrial Average 16,457.66 +134.60 +0.83% NASDAQ Composite Index 4,198.99 +43.24 +1.04% S&P 500 Index 1,872.34 +14.72 +0.79% Russell 2000 Index 1,173.04 +21.23 +1.84% PHLX Semiconductor Index 586.75 +9.26 +1.60% Gold - Electronic (COMEX)... 1,285.20 +1.40 +0.11%
3月31日の米株式相場は続伸した。ダウ工業株30種平均は前週末比134ドル60セント(0.8%)高の1万6457ドル66セントで終え、1月17日以来、約2カ月半ぶりの高値をつけた。米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が超低金利政策を続ける必要性を強調し、投資資金が流入する状況が続くとの期待が強まった。運用リスクをとる動きを促し、幅広い銘柄に買いが入った。 イエレン議長はこの日午前の講演で、雇用を中心とした景気浮揚のためにFRBの関与が必要との認識を示した。市場では緩和的な金融政策を当面続ける姿勢を示したと受け止められ、投資家心理を強気に傾ける要因になった。 午前発表の3月のシカゴ購買部協会景気指数は低下したが、相場への反応は限られた。同指数は振れが大きい特徴があるため、4月1日以降発表の経済指標を見極めたいとの見方につながった。 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は前週末比43.235ポイント(1.0%)高の4198.994で終えた。
業種別S&P500種株価指数は、全10業種のうち9業種が上昇した。「ヘルスケア」や「素材」の値上がりが目立ち、「エネルギー」が下げた。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約8億4000万株(速報値)。ナスダック市場は約20億株(同)だった。
クレジットカードのビザが上昇。保険のユナイテッドヘルス・グループや、マイクロソフトが上げた。臨床検査事業の売却を発表した日用品のジョンソン・エンド・ジョンソンも上昇した。
一方、飲料のコカ・コーラが下落。石油のエクソンモービルが下げた。追加の大規模リコール(無償回収・修理)を発表した自動車のゼネラル・モーターズ(GM)が売りに押された。
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