マイナンバー関連株に物色の矛先
投稿者: マーケットわっち
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2015/04/16(木) 02:47 No. 70770 |
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マイナンバー関連としてネットセキュリティーを手掛ける銘柄に物色の矛先が向かう場面がみられた。マイナンバー関連株としては、NRI<4307.T>やCTC<4739.T>、NTTデータ<9613.T>などが挙げられるが、値動きの軽さから小型株が選好されたようだ。
ITbook<3742.T>が3日続伸。一時177円高の1197円まで買われ、3月17日に付けた年初来高値1154円を更新したほか、ラック<3857.T>も続伸し、同166円高の1335円まで買われ13日に付けた年初来高値1200円を更新した。アズジェント<4288.T>は急反発し、同58円高の725円まで買われ、ジャパンシステム<9758.T>も3日ぶりに急反発し、同100円ストップ高の790円まで買われ、3月20日に付けた年初来高値739円を更新した。セキュアヴェイル<3042.T>が前日比150円ストップ高の1029円まで買われた。
市場では、「直近の株価上昇で、動かすことができる資金が増えた個人投資家が、マイナンバー関連として物色の矛先を向けたようだ」(中堅証券)との声が聞かれた。
15日終値は、ITbookが170円高の1190円、ラックは125円高の1294円、アズジェントは48円高の715円、ジシステムは75円高の765円だった。セキュアは150円ストップ高配分で1万株超の成り行き買い注文を残した。
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投稿者: マーケットわっち ..2015/04/16(木) 02:51 No.70771 |
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こうした「出遅れ売り込み株」は、ほかにもある。カラ売り株数の大きい銘柄としては、丸紅<8002.T>、三井物産<8031.T>が「BARCLAYS CAPITAL SEC」名義でのカラ売り残高がそれぞれ2370万株超に達している。14日、伊藤忠商事<8001.T>が純利益ベースでの今2016年3月期の史上最高益見通しという観測報道を手掛かりに年初来高値を更新したが、今後、三井物産など資源関連事業の収益ウエートが大きい他の商社株も原油相場の落ち着きもあって株価は修復コースをたどる可能性が出てきた。
非鉄株ではニッケル相場の低迷が響いて昨年8月以降、人気の圏外に放置されている大平洋金属<5541.T>も外資系2社名義でのカラ売り残高が高水準で推移している。
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投稿者: 銘柄わっち ..2015/04/16(木) 02:53 No.70772 |
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14日、シャープは一時267円まで上昇し、3月24日に付けた戻り高値255円を更新。昨年10月以降、一度も超えられなかった26週移動平均線を6カ月ぶりにクリアした。この日、売買高は8991万株と東証上場銘柄中、第2位に躍進し、売買代金でもファーストリテイリング<9983.T>に次いで第11位。フルハイビジョンの4倍という次世代「4K」テレビに対応する世界最高画質のスマホ用液晶パネルの開発が話題を呼ぶとともに、経営苦境による今年1月半ば以降の株安局面では大量のカラ売りをのみ込んできたことから、相場つき一変で売り方が一転、動揺をきたす厳しい局面に追い込まれつつある。
4月3日申し込み時点の信用売り残は3901万株で信用倍率は1.4倍。東証が日々発表している株式カラ売り残高では「MERRILL LYNCH INT」名義で1000万株を超えるカラ売りを抱えている。今後、株価が275−280円台に戻すようだと、売り方の買い戻しが加速する可能性がある。シャープは、日経平均の記録的上昇から完全に取り残されていただけに、出遅れ株見直し買いの口火を切った格好だ。
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投稿者: セクターわっち ..2015/04/16(木) 02:56 No.70773 |
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半導体の消耗品関連の小型株に着目したい。中型株に分類される、半導体、電子部品向け精密切断装置(ダイサ)・研磨装置(グラインダ)で世界首位のディスコ<6146.T>は、この半年間で株価がおよそ倍になったが、小型株で、シリコンウエハー研磨剤の世界最大手のフジミインコーポレーテッド(FUJIMI)<5384.T>の上昇率はその半分の5割に満たない。
では、15年3月期の予想営業増益率(14年3月期比)はというと、ディスコの45.2%に対し、FUJIMIは2.6倍。また、自己資本比率、PBR(株価純資産倍率)、PERといった基本的な指標は、ディスコがそれぞれ72.8%、約3倍、24倍であるのに対し、FUJIMIは87.1%、1.2倍、18倍。もちろん、株価は人気投票であるし、上場してからここまでの経緯もあり一概には語れない。しかし、この扱いの差は理不尽だろう。
シリコンウエハーの需要に関し、業界では今年1−3月の良好さは予想されていたが、11月期決算の大阪有機化学工業<4187.T>では、業績のけん引役となっている半導体向け紫外線硬化型ArFレジスト用モノマーの好調が今第2四半期(3−5月)の足元も持続しているとしている。関連銘柄は見直されてよさそうだ。
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