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Dow Jones Industrial Average 16,247.22 +181.55 +1.13% NASDAQ Composite Index 4,279.95 +34.55 +0.81% S&P 500 Index 1,858.83 +17.70 +0.96% Russell 2000 Index 1,188.23 +6.82 +0.58% PHLX Semiconductor Index 569.50 +7.03 +1.25% Gold - Electronic (COMEX)... 1,366.70 -6.20 -0.45%
17日の米株式市場でダウ工業株30種平均は6営業日ぶりに反発し、前週末比181ドル55セント(1.1%)高の1万6247ドル22セントで終えた。ウクライナ南部クリミア自治共和国の住民投票を受けた米欧のロシアに対する経済制裁が、市場の予想に沿った内容となった。緊迫の度合いが急激に高まる展開がひとまず回避され、目先の相場の戻りを期待した買いが優勢になった。
クリミアが実施した住民投票はロシアへの編入を支持したが、ロシアは編入についての意思の即時表明は見送った。ロシアのプーチン大統領は18日の演説でクリミア編入に関して言及する見込み。米欧との対立の焦点が先送りされた格好となり、市場の警戒感がやや緩和。ダウ平均を構成する全30銘柄が上昇した。
午前発表の2月の米鉱工業生産指数が市場予想を上回る伸びを示した一方、3月のニューヨーク連銀景気指数の回復は小幅にとどまった。住宅関連指標の改善ペースも鈍く、経済指標への相場の反応は限られた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発。前週末比34.552ポイント(0.8%)高の4279.949で終えた。
業種別S&P500種株価指数は全10業種が上昇した。「IT(情報技術)」や「資本財・サービス」の値上がりが目立った。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約6億1000万株(速報値)、ナスダック市場は約17億7000万株(同)と最近では少なかった。
IBMや、工業製品・事務用品のスリーエム(3M)が上昇。インターネット検索のヤフーの値上がりが目立った。出資する中国の電子商取引最大手アリババ集団(浙江省)が米国での新規株式公開を準備していると発表し、保有株式の価値の増加を期待する買いが入った。追加のリコール(無償回収・修理)を発表した自動車のゼネラル・モーターズ(GM)も上げた。
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