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No.16659 への▼返信フォームです。



[16659]   坂川 典正 [URL]      2018/10/08(月) 20:24
 失速について
 


 Booさん、彩雲さん、先回の172の話に関連して、失速のメカニズムを私のHPに載せましたので、見てやってください。C172の翼型は詳しいことは知らないのですが、チェロキー140のそれは、当時流行の層流翼で、デモンストレーションで上手く接地できない!と当時の松本教官が嘆いていたことを思い出します。これが172なら上手く降りられるのに!とかなんとかボヤいていたこともまた!

 
[16660]   omegaboo      2018/10/09(火) 07:53
 Re:失速について
 


坂川さん、おはようございます。
早速読ませていただきました。
知っているようで本当はよく知らない、でも今更聞けない「失速」についてあらためて整理した形で頭にしまっておくことができたように思います。
実は先週土曜から日曜にかけて、恒例にとなりつつあるfujisanさん宅のB3ビルドコクピットのオフ会があり、初めて電源を入れるところからエンジンスタートして実際の運行手順に沿った操作を二人オペでATCも交えてフライトをやりました。
その練習過程で一番重要だと感じたことは、このスイッチは何のためのスイッチで実際切り替えると何がどうなるのか、なぜこの順番に操作しないといけないのか等、何故?何故?を繰り返して覚えないと意味がないということでした。
坂川さんがよくおっしゃる「飛行機は理屈で飛ぶのです」「理屈を考えないパイロットはある一定の確率で事故に遭うのです」の言魂はいつも座右に置いています。
今年もまたオフ会で素敵な出会いがありました。
また坂川さんにもお会いしたいと思うこの頃です。



 
[16661]   坂川典正 [URL]      2018/10/10(水) 09:32
 Re:失速について
 


> 実は先週土曜から日曜にかけて、恒例にとなりつつある坪さん宅のB3ビルドコクピットのオフ会があり、初めて電源を入れるところからエンジンスタートして実際の運行手順に沿った操作を二人オペでATCも交えてフライトをやりました。

いやあ、それは素晴らしい! その昔、C−1のフライトシミュレータ(美保基地納入前)や、社内研究用のそれに何回か乗せてもらったことを思い出しております。B3とC−1が同じエンジンだったことで、C−1の類似機種ということで池尻さんがB3の限定ライセンスをアメリカで取得した・・・なんてこともありましたので、なんとなく近親感覚があります。羨ましいです。

 
[16662]   omegaboo      2018/10/13(土) 15:23
 Re:失速について
 


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坂川さんも来年は是非ご一緒に!
とても個人で製作されたとは思えない完成度です。
操舵は左右連動、中央ペディスタルのスロットルやトリムはAPの制御合わせて自動で動きます。
とはいえ、何しろ本物と同じ全てのスイッチや計器を実物通りに機能させるのは大変な根気と作業が必要で、年々少しずつブラッシュアップされています。
今年はFMCがMCPとリンクして使えるようになりました。
CDUへの入力も意味がわかってくると面白いですね。
最後はオーバーヘッドパネル(AFTER パネル以外はほとんど完成)の完全機能化が残っているようです。
来年が楽しみです。

 
[16663]   坂川典正 [URL]      2018/10/13(土) 17:10
 Re:失速について
 


> 今年はFMCがMCPとリンクして使えるようになりました。
> CDUへの入力も意味がわかってくると面白いですね。

おっと!!想像を絶する世界ですねぇ・・・すごいなぁ!  http://www.niji.or.jp/home/oodono/g737/gpa/25/MCP.htm あたりを見ないと、よくわからん言葉の羅列で・・・加藤寛一郎さんの『墜落 ハイテク旅客機がなぜ墜ちるのか』を読んでいた頃を思い出します。そうそう・・・その本中に「操縦とはスイッチを押すこと」P157・・・とありました。Booさんもお読みになられましたか? 加藤さんはカワサキOBでもあり、しょっちゅう(酔っぱらっては)池尻さんところへ電話してきてたお方の由・・・


 
[16664]   omegaboo      2018/10/14(日) 06:11
 Re:失速について
 


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読みました読みました。私もそのフレーズが印象に残っています。コンピュータと飛行機の関わりを最初に教えてもらったのは加藤さんの著書からだったと思います。飛行機事故は複合的で連鎖的要因の結果であることを教えてもらった柳田邦夫さんの「マッハの恐怖」「事故の死角」、気楽に読める佐貫亦男さんのヒコーキエッセイなど文庫本で通勤電車の中でよく読んでました。

FMC等は私もそれまで聞きかじりの知識で具体的には殆ど知らなかったのですが、Kenくんというシム仲間の一人に今回のオフ会の為に2メンズオペレーションの特訓を受けた結果、多少ながらわかってきたところです。
つくづくこの手の飛行機は二人掛かりでないと真面目に飛ばせないということがわかりました。
777やエアバス、最近の787は自動化が進んでプロシジャーの簡素化が進んでいるそうですが、この737はナビゲーションは最新化されても全体のシステムは727や747世代の面影が残っていて、操作のやり甲斐、つくり甲斐があるという点でラインのフライトシマーやコクピットビルダーの方に人気があるのだそうです。
ATCやチェックリストもやるとなると二人でもかなり忙しくなります。
実際にはさらにカンパニーとの連絡やキャビン対応も含まれるわけですから相当なものですね。

さて、その2メンズオペレーションの練習でとても役立ったのがSkypeです。
イメージを画像でつけましたが、自分のPCと同じ画面を相手に送りながら会話ができる画像共有という機能があり、FSを起動、操作しながらリアルタイムで教えてもらうことが出来ます。
https://support.skype.com/ja/faq/fa10022/skype-dehua-mian-wogong-you-surufang-fa-wojiao-etekudasai
特にオーバーヘッドパネルの操作を覚えたことは飛行機のシステムを理解する上でとても新しい発見がありました。
この訓練とオフ会の経験のあと、今までずっと難解だった黄色表紙の「旅客機操縦マニュアル(イカロス出版)」を読み返すと、それまでの難解さが嘘のようにずっと読み易くなっていました。

因みにKenくんはその方面の知識の確かさと好青年ぶりが買われてFujisanさんに「福山に今すぐ引っ越してくるように」と言われていました。(笑)

彩雲教官殿、見られてますか?
これバーチャルコクピットでも同じようにできるので朝練のリモートがやれるんじゃないかと思います。
片側だけFSの環境があればいいので、イメージトレーニングでATCの管制側を相手にしてもらうとか、新しいシーナリーでちょっとした遊覧飛行も気軽にできますね。

無料版で1対1しか試してませんが、for Business 版だと回線が太ければ複数でも出来るので仕事でも使えそうです。(というか、うちも社内のWeb会議は最近これに変わったんだっけ…)



 
[16665]   彩雲(あやも)      2018/10/27(土) 14:12
 Re:失速について
 


店主様 坂川様 スマホを持つようになって、どうもフェイスブックやツイッターがお手軽なので書き込みに気がつきませんでした。

坂川さんのホームページの記事、失速や零戦の秘術はのお話は私の大好物でご飯何杯もいけます。


飛行機は恋人という本を大阪防衛施設局へ出張した帰り道、梅田の旭屋で見つけてライセンス取得前のバイブルにしてましたが、坂川さんのホームページもっと分かり易いです。


さかがわさん

いろいろ一般向けには問題があるアノ極秘の本、店主様や私めは喉から手が出るほど欲しいのですが、購入のすべはあるのでしょうか?

店主様

福山オフ会、今回は残念でした。人生の勝ち組と負け組という表現がありますが、最近思うのは、楽しんだもの勝ち! 振り返ると・・・・です。

Skypeいいですね〜 でもこのようなアイテムがすこし恥ずかし年代ですよネ?



 
[16673]   omegaboo      2018/10/31(水) 07:51
 Re:失速について
 


彩雲さん、一度お仕事に余裕のできた時にやってみませんか?
以前にオフ会でお話ししたVPARもFS9の環境が未だ残っているなら是非挑戦してみたいですね。
管制官を目指されていたご令嬢はもう現地赴任されたのでしょうか。
是非本物の管制官の声で降りてみたいです。(彩雲さんに叱られる!)


 
[16674]   彩雲(あやも)      2018/11/04(日) 17:16
 Re:失速について
 


店主様 亀レスですみませんでした。

娘は、西の方の基地のタワーの片隅に置いていただいているようです。 本人PARが好きなようですが、任地にはレーダー誘導がないようです。 入隊した頃と違って自分の世界を確立したようで最近は電話も掛けてきません。まあそんなもんでしょか・・・・
任地が名古屋近辺になったら頼んで見ましょう。

 
[16678]   NASA      2019/01/14(月) 21:43
 Re:失速について
 


> 坂川さんも来年は是非ご一緒に!
> とても個人で製作されたとは思えない完成度です。
> 操舵は左右連動、中央ペディスタルのスロットルやトリムはAPの制御合わせて自動で動きます。
> とはいえ、何しろ本物と同じ全てのスイッチや計器を実物通りに機能させるのは大変な根気と作業が必要で、年々少しずつブラッシュアップされています。
> 今年はFMCがMCPとリンクして使えるようになりました。
> CDUへの入力も意味がわかってくると面白いですね。
> 最後はオーバーヘッドパネル(AFTER パネル以外はほとんど完成)の完全機能化が残っているようです。
> 来年が楽しみです。

ご無沙汰しております。途中から失礼致します。B3のシミュレータの画像に感動して思わず書き込んでしまいました。
去年からB3NGに移行したので見慣れたコックピットで安心します。笑
今後のアップデートも楽しみにしています。



 
[16679]   omegaboo      2019/01/17(木) 07:06
 Re:失速について
 


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NASAさん、お久しぶりです。
また、茶屋にお立ち寄り頂いてありがとうございます。
B3NGに移行ですか。すごいですね。
いつか、fujisanさんのシミュレータで実機の操縦の手ほどきを、などと勝手な夢想をしてしまいますが、実フライトと訓練できっと多忙な毎日を過ごされているのでしょうね。
ラインパイロットのお仕事は安全と効率に完璧を目指す職人技なので日々のストレスも並ではない思いますが、好きな仕事の中でそれを目指せるのは本当に羨ましい限りです。
こんな茶屋ですが、もし少しでも息抜きになるなら、またいつでも書き込んでやってください。
私達の夢を実現した若人の息を感じるだけでもこちらはたいへん励みになります。

 
[16682]   NASA      2019/01/21(月) 05:58
 Re:失速について
 


OmegaBooさん
お返事ありがとうございます。
こちらの掲示板を拝見しておりますと、皆さんの空への熱い想いがひしひしと伝わってきます。今は飛ぶことが普段の仕事になってしまったので何気なく毎日を過ごしてしまっていますが、初心に戻って私も空に憧れていた頃を思い出しながら業務にあたりたいと思います。
なかなか日本の航空会社ですとコックピット内での写真撮影や業務内容について話すことが難しいのですが、許される範囲でラインオペレーションに関する色々なお話が出来たらなと思います。

 
[16685]   omegaboo      2019/01/24(木) 07:56
 Re:失速について
 


なかなか、表にできないことは多いですよね。
振り返ってみると、この茶屋も18年目を迎えます。
フライトシミュレータを通じて実に色々な方との出会いがありました。
中には小、中学生の頃にお知り合いになった方もいて、NASAさんもそのお一人です。
成人になられてもお付き合いさせて頂いている方も少なからずいらっしゃって、皆さん本当に良い青年になられていてこちらも嬉しい限りです。
NASA さんとは小松で一度お会いしたきりですが、機会があれば成長した姿を是非また拝見させて頂きたいです。
NASAさんの後ろ座席にはきっと第2第3のNASAさんが乗ってると思います。その人たちの夢も載せてお仕事頑張って下さいね。





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