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[17033]   omegaboo      2026/02/12(木) 18:00
 Skyship 600を操縦してみての振り返り
 


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まだまだ未熟な段階ながら、これまでの経験から飛行船に独特の操縦法を少しまとめてみました。

@飛行前準備(マスバランスの調整)
デフォルトの状態で地上からいきなり飛ぼうとすると浮力がありすぎてエンジンをかける間もなく勝手に離陸してしまいます。EFBからまずマスバランスをとります。
ここはまだ色々試してある最中ですが現時点での私の設定はパッセンジャー47%、フューエル60〜70%、CGは50前後の設定にしています。
離陸前はほんの少し重く(マイナス浮力)にしておくのが基本です。
因みに天候は無風状態でしかまだ飛ばすことが出来ません。
今の腕前では少し風が吹くだけで着陸が激ムズになってしまうのでここはマストです。
ベクターについてはエンジン始動前にDown 90°(推進力が真上に働く)にしておきます。
そうしないとエンジンがかかると同時にあらぬ方向に移動してしまいます。
以上で出現直後の挙動は落ち着くと思いますがまだ私も試行錯誤の段階なのであくまでご参考です。

Aエンジン始動
さて細かな手順は省きますがBATTERYをオンにしてFUEL PUMPをオンにしたら2基のポルシェ製エンジンを右(STBD)→左(PORT)の順に始動します。
始動直後の注意としてはベクターの推力をSTARTのポジションからすぐアイドルに戻すこと。船体に挙動が出たらその挙動が小さいうちにベクターを小刻みに操作して落ち着かせることも重要です。
 
[17034]   omegaboo      2026/02/12(木) 18:03
 Re:Skyship 600を操縦してみての振り返り
 


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B離陸(浮上)
まずベクターをアップ90°にしてから推力を上げます。
それで浮上を開始しない場合は左側に並ぶ4本のエアバルブを少し操作します。
エアバルブには前から順に1.2.3.4と番号がついていて1.2番が船体前部の3.4番が船体後部のBALLONETの空気圧を調整します。
各バルブは3つのポジションがあり一番上がLOCKEDの位置、一番下がOPENの位置、中間がAUTOの位置になります。
BALLONETとは船体の殆どを占めるヘリウムガス袋内の前後に配置された「空気を充填した袋」のことでバルブをOPENにするとそれに対応するBALLONET内の空気が排出され結果としてその部分の比重が軽くなることにより浮力が得られます。
1,2番をOPENにすると機首が上がり(トリムアップ)、3,4番をOPENにすると機首が下がります。(トリムダウン)
1,4番は低圧力で空気を排出し2,3番は高圧力で空気を排出します。
離陸で使用する場合はまず1番と4番を使用します。

このBALLONETには浮力の調整以外もう一つ大事な役目があります。
それは船体の圧力(エンベロープ)を一定に保つことです。
Skyship 600はいわゆる軟式飛行船で硬式のような骨格を持ちません。
したがって上昇に伴い周囲の大気圧が下がるとヘリウムの体積が膨張し最悪の場合は船体の破壊につながりかねません。(逆に降下により大気圧が上がるとヘリウム体積が縮小して船体の形状が維持できなくなる)
それを防ぐ為にBALLONET内の空気の量を自動的に調整して船体の圧力を一定に保持しているのがAUTOポジションの役割です。
言わば安全弁の役割で「AUTO」は船体のトリムを自動的にとるという意味ではありません。
なおこの安全弁の役割をするBALLONETは浮力を調整するものとは別に配置されています。(計3つのBALLONETがある)
それぞれの空気圧はコクピット左上にあるMFB、MH、MABという棒状の圧力計に表示されます。

 
[17035]   omegaboo      2026/02/12(木) 18:12
 Re:Skyship 600を操縦してみての振り返り
 


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さて今ひとつ浮力を調整するレバーがあります。それが天井にあるダンパーと呼ばれる2本のレバーでエアバルブと同様に3つのポジション(前から順にLOCKED・AUTO・UNLOCKED)があり、左側が前部BALLONETの空気圧、右側が後部BALLONETの空気圧を調整します。
手前のUNNLOCKEDの位置にするとBALLONET内にエンジンに連動するブロワーから強制的に空気を送り込みその部分の相対的な比重を上げて浮力を下げる役割を持ちます。(エンジンの回転数によりブロワー量が変動することに注意が必要)
つまり左側ダンパーをUNLOCKEDにすると前部の比重が上がり機首が下がり(トリムダウン)、右側をUNLOCKEDにすれば後部の比重が上がり尾部が下がります。(トリムアップ)
ダンパーを操作する際は強制的に空気を送り込む為に必ずバッテリースイッチの左側にあるBALLONET FANSのスイッチを通常のAUTOの位置からONに切り替えることを忘れないで下さい。操作しない時はAUTOに戻します。

エアバルブもダンパーも姿勢(トリム)の調整をするとき以外の標準のポジションはAUTOです。
特に上昇中はLOCKEDEDの位置にするのはリスクがあるので注意が必要です。

C飛行船の心得
飛行船を操縦する上で大事なことが一つあります。
絶対に急激な動きになるような操作をしないこと。
これはエアバルブやダンパーに限らずベクターやスロットル、ヨーク等全ての操作に当てはまります。

飛行船は操作に対する反応が極めて遅く、かつ反応してからその挙動が収まるまでもその船体の慣性でなかなか収束しません。
従って少しずつ操作してその操作量に対してどれだけ慣性が働くのか先読みしながら操作する必要があります。
その意味でまさに船を操船する感覚が必要です。
そのことを踏まえて次のフェーズに進みましょう。

 
[17036]   omegaboo      2026/02/12(木) 18:23
 Re:Skyship 600を操縦してみての振り返り
 


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D上昇
周囲の建物より高い高度が得られたらいよいよ推進します。ベクターを最初はDOWN80°にして上昇率を毎分300ftくらいになるようスロットルをゆっくり調節し前進します。
(ベクターの角度は計器盤左下のインジケータで確認出来ます。)
ベクターの操作で難しいのはベクターの角度を変えると船体の姿勢が変化する点です。
ベクターの位置が船体の重心とはズレているので前方に推力を得ようとするとその角度によって慣性モーメントで機首を上げようもしくは下げようとする力が働きます。
(大抵は最初この挙動に面食らいます)
従ってヨークやエアバルブ、スロットルの調整等を駆使しながら姿勢を安定させつつベクターを徐々にDOWN45°へゆっくりと移行していきます。
予定高度が近づいてきたら早めにスロットルを調整して上昇率を緩めていきます。
予定高度に到達する頃に上昇率が0になるようにベクターの角度やスロットルを調整します。ベクターの角度は先ほどの理由で水平ではなく少し下向きの方が良いようです。
姿勢が水平で安定するよう適宜エアバルブやダンパーも操作して調整します。最初は結構難しいかもしれません。(私も未だに安定しません。)
微妙な高度の維持はヨークのエレベーターで調整する方が浮力を調整するより容易です。
大体20knt辺りから徐々にヨークの制御が効きはじめます。巡航は大体30〜40kntくらいでしょうか。

E旋回
20knt以上の速度がある時はヨークを左右に回すラダー操作により旋回が可能です。(飛行船にラダーペダルはありません。)
注意としてはこれも急激な操作は禁物ということです。
動きが緩慢なのでヨークを思いっきり回したくなりますがそうすると旋回する方向とは逆方向にロールが発生します。そして旋回をやめた時に今度は反対方向にロールが始まりその揺れはなかなか収束しません。
従ってなるべく揺れが大きくならないよう穏やかな操作とコースの先読みが必要になります。
ここでも旋回というより船の「回頭」という方が挙動としてはイメージしやすいかもしれません。
20knt以上で舵が利くようになると書きましたが速度が上がればよく利くというものでもありません。経験的には25knt前後が一番回頭するように感じます。
35kntを超えるとかなり大回りな旋回になるのでアプローチ前には速度を30knt未満になるように管理します。
速度がない時の方位変更は左右のベクターの推力差を利用しますがリバース(逆ピッチ)の推力がかなり弱い(効いてない?)のでやってみると難易度は高いです。
小さな方位の調整には使えますが、大きな方位転換にはまず使えないと思って下さい。

 
[17037]   omegaboo      2026/02/12(木) 18:35
 Re:Skyship 600を操縦してみての振り返り
 


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F降下
ここでは速度がある時はヨークによるエレベーターとダンパーの併用。
速度がない時はベクターとダンパー、エアバルブを使いますが、注意としては高度が低くなったら降下率を100Ft
毎分未満にしておかないと着陸に支障が出ます。
着陸に備えてほんの少し浮力を持たせるように調節しておくことが重要です。
ダンパーとエアバルブだけで浮力を調節しようとすると慣性が大きいので降下率の調整が難しいのでベクターを併用しますが、ベクターも慣性モーメントによる姿勢の変化を引き起こすので急な操作は厳禁で先読みと余裕のある操作が必要になります。
要は慣性力との戦いです。

G着陸
飛行船の操縦で最も難しいフェーズです。特に地上に風が吹いている時はリアル世界でも十数人の地上スタッフの手を借りないと着陸出来ないくらい難易度が高いです。
基本は風にまず正対することから始まります。
理想を言えば着陸地点の上空でホバリング出来るくらいの技量が必要ですがこれがどれほど難しいかやってみると分かります。
なので最初は無風条件で空港滑走路に安全に着陸することから始めるのがいいと思います。
まず早めに滑走路に正対することが肝要です。
実機でも着陸操作に入ってから30分程度の時間を要して着陸するといいます。
あとは着地点の100m手前の高度50ftで出来るだけ0に近い降下率と速度になるよう船体をコントロールします。
ほんの少しの浮力を維持しながら降下率は下向きベクターで調整します。
焦らずじっくりゆっくり時間をかけます。
ベクターの推力の調整は即効性と引換にいろいろ諸元(姿勢、速度、降下率)を崩し易くなるので操作は慎重に。
降下率は限りなく0に近い降下率を目指しましょう。

無事着地したらベクターを小刻みに操作して前後の停止に努めます。
実機のように固定するグランドクルーがいないのでフラフラ移動しないよう停止したら即エンジンを切りましょう。

おっとエンジンを切る前に現状MSFSではするべき儀式がありました。
着陸時は基本ほんの少しプラス浮力にしているのでエンジンを切ると下向きの力がなくなるため再浮上してしまいます。
本来ならば地上クルーによってしっかり地表に係留されるはずですがMSFSにはまだその機能(MOD)がないのでここで浮力を弱める必要があります。燃料の残り具合によってはかなり軽くなっているのでダンパーの操作だけでは不十分な場合があります。
その場合は若干リアリティにかけますがEFBで燃料を入れちゃいましょう。大体出発時に設定した量までいれればマイナス浮力になるはずです。(エアバルブ、ダンパーはAUTOにしておくこと)

このフェーズは未だ私も上手く出来たり出来なかったりの繰り返しです。
慣れるまで練習あるのみですね。

 
[17038]   omegaboo      2026/02/12(木) 23:18
 Re:Skyship 600を操縦してみての振り返り
 


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現時点での原因不明のトラブル
さて、バグかどうか分からないのですが稀に原因不明で突然両方のエンジンが止まることがあります。
全てのスイッチは稼働時と変わらず燃料も充分ありFUEL PUMPもON。電圧も正常値なのに突然エンジンの回転数が下がりはじめます。
再始動出来る時と出来ない時があり原因が全く分かりません。
特に着陸に向けて操作中にこのトラブルに見舞われるとそれまでの苦労が水泡に帰します。

疑問点・問題点
あと個人的に疑問なのはセンターぺディスタルにある2本のレバーは果たしてスロットルレバーなのかプロペラピッチレバーなのか?
何故ならレバーの操作に連動してその前方にあるプロペラピッチインジケーターの値(REV/FF/FMP/FC)が変わるからです。

 
[17039]   omegaboo      2026/02/12(木) 23:44
 Re:Skyship 600を操縦してみての振り返り
 


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推測ですが本来はプロペラピッチはスロットルレバーに連動するのではなくレバーの手前にある白いシーソー式スイッチで単独に変更されるのではないかと思います。
隣の赤いボタンはおそらくエンジンキル(停止)スイッチです。
しかしMSFS2024のSkyship600では機能していないようです。
さらに調べてみるとスロットルはIDEL位置なのにエンジン出力が22%となっていたり、リバースの位置にしても実質REV 0%となっていたり…
どうもこのあたりのMODの機能不全が着陸をより難しいものにしているような気がします。



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